「それでもおまえがやったんだろう!」
という法廷ドラマです。
民主主義国家、法治国家と言われているこの日本でとんでもない裁判が行われている実態が描かれています。シリアスな場面で、外人の観客からは失笑が漏れたそうです。
痴漢裁判の実態について知らない人はびっくりするでしょうし、すでに知っている人は日本の裁判のひどさを再確認することになる映画です。内容が地味な上、2時間20分の長い映画ですが退屈はしないと思います。

痴漢裁判についてはこのブログでも昨年取り上げました(痴漢はいつでもどこでもだれでも現行犯逮捕できるってマジ?)。ひどいものです。あなたが男で、電車に乗ることがあるのなら観ておいた方がいいです。
映画はドキュメンタリー・タッチでリアルに描かれていますが、本当は肝心なところでリアルではありません。何故なら、現実にわれわれが痴漢の疑いで逮捕されてもこの映画に登場するような有能で熱心な弁護士がつくことはないと思うからです。現実は昨日取り上げた冤罪事件のように、やる気のない国選弁護士がおざなりの弁護しかしてくれないでしょう。かといって、弁護士とのコネもなければ、有能な弁護士を雇う経済的余裕もないのがわれわれの厳しい現実でしょう。

映画は判決が下される場面で終わっていますが、その続きは昨日取り上げた冤罪事件(これはスキャンダルだ!)で知ることができます。
無実が明白に証明されても、警察も検察も弁護士も誰も責任をとらないし、とらなくても事が済んでしまいます。まるで全てが無かったかのように幕が引かれてしまうのが現実です。

陪審制が日本にも導入されようとしています。
すこしは司法が変わるきっかけになるでしょうか。

※加瀬亮の自然な演技は特筆ものでした。
とくに、法廷で怒りに声を詰まらせる場面は真に迫っていました。「硫黄島からの手紙」の憲兵役はあまり目立ちませんでしたが、今回の役はアカデミー賞を10個ぐらい授与したい気持ちです。






『AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro』 (Model A18)


発売日が決まったようです。いつものことですがペンタックスは最後、というか「順次発売予定」とあるだけで、いつ発売になるのかわからない。ニコン、キャノンの後回しになるのは納得ですが、それでも発売予定日ぐらいは発表してほしい。弱小メーカー・ユーザーの悲哀を感じます。

昔のズームレンズには2倍ズームなんてのも珍しくありませんでした。
今は高倍率が流行りですが、個人的には2〜3倍でいいから、単焦点に匹敵するぐらいの優秀なズームが欲しい。
18-250mmズームならこれ1本ですませられると考えるより、これだけの高倍率になるといろいろ無理がでてくるんだろうなあと感じます。描写はそれなりで我慢できるとしても、テレ側のF値が6.3ともなると、使うシーンが相当限定されます。というか、比較的暗い場所で撮ることが多いので、これでは使えません。
一眼初心者を狙っているのかもしれませんが75000円もしますからどうでしょうか。ちょっとターゲットが見えません。ただ、コンパクトなところは魅力です。

今欲しいのは、コンパクトな中望遠ズームでF2.8通しのレンズです。
ペンタックスはレンズのラインアップに弱点があるので、レンズメーカーにも力をいれて欲しいんですけどね。