2007.05.03
何でも撮るスナップ

GRDIGITAL
この写真は昨年の12月に有楽町で撮影したものです。
かって、こうした他人がデザインしたポスターやウインド・ディスプレイを撮影するのはカメラによる安易な複写でしかないからやめよう、といった趣旨の記事を書きました。しかし今では考えが変わって、積極的に撮影するようになっています。
まだ半年もたっていないのに、このポスターもウインド・ディスプレイも今ではありません。建物自体が改築されたのです。日本の繁華街の移り変わりの激しさを突きつけられたような気がします。
移ろい行く街の光景を記録するのがひとつのテーマですから、ビルボードであれ、ポスターであれ、マネキンであれ、自動車であれ、歩行者であれ、街に存在しているものは街の風景としてなんでも撮影する。それがスナップ写真の正しいあり方なのだ、と今では考えるようになりました。複写にすぎないからやめようなんて考えていたらなんにも撮影できないことになってしまいます。街の風景のすべては誰かがデザインしたものです。街そのものでさえ都市設計というデザインが生み出したものです。複写と記録は同じだと考えればいいのかも知れません。
このポスターの写真も、ポスターそのものを撮っているというより、流れ去って行く時間の中に存在している街の一部としてとらえているわけです。いちいち弁解がましく言うこともないですが。
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