WEB
やはり、マックではトップページが表示されないとの報告あり。
他のページは表示されるところから、トップページのカウンターを外すことを考える。他ページとの違いはカウンターしか考えつかない。これでOKのはずだったが、やはりダメとのこと。もうお手上げ状態。
クライアントにウェブ・サイトの告知をして、表示されません、ではしゃれにならないなあ。なんともおそまつな話だが、しばらく静観するしかない。


錯視では有名な「ルビンの壺」です。すぐわかりますね。というよりすでに知っているからわかるのかも。

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「少女と老婆」 これも有名な錯視の絵です。わかりますね。
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「ウサギとカモ」 これもわかりますね。
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シュレーダーの「階段」
下りか上りか。
これはちょっと難しいかもしれません。分からない人は、右上の形をしばらく凝視してみてください。すぐ分かった人はグラフィック・デザイナーの才能があるかも。

われわれの視覚は世界をありのままには知覚できないと言われています。図と地に分節してはじめて知覚が可能とされています。そしてその分節の仕方は、われわれの経験・知識・記憶などに規定されます。上の錯視とかだまし絵と呼ばれる絵は、この分節がうまくいかない場合にどう見えるかを示しているわけです。われわれの視覚は対象を秩序ある形として捉えますが、同時に二つの秩序を見ることはできません。上の絵が少女に見えたり、老女に見えたりするのはそのためです。

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さて、ここからが本題です。
上の図は、「下部にあるものは図に、上部にあるものは地にみえやすい」という原理を示すための例題です。
上は、白い波形(下部)が図形として認められやすく、
下は、黒い波形(下部)が図形として認められやすい
ということですが、上の白い波や下の黒い波を下部として認識するでしょうか。わたしにはそもそもこれらが下という気がしません。例題に問題があるように感じます。では次の絵はどうでしょうか。

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これは「水平線の下にあるものは図に、上にあるものは地に見える」ことを示す絵です。しかし、これもはっきりと断言できないように思います。下のタイトルの方がむしろ図として目立つように感じませんか。

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こちらは、デザインの上の位置にあるものは地として認識され、

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william ledwell「 Design Rule Index」

デザインの下の位置にある要素は図に見える。という例をしめしているものです。
これままたそう言い切ることができるのか疑問に思います。

昔、ジャパンタイムスの本を装丁したとき、アメリカ人の著者は、わたしが提示したデザインを見て、大事な要素は下におくのが正しいのでこのデザインは良いと言いました。そのときのわたしのデザインはタイトルを下部にレイアウトしていましたのでそれを良しとしたわけです。
上の例題もアメリカ人の書いた本からの引用です。どうやらアメリカ(欧米)では、下が図、上が地という見方は確定しているようです。しかし、日本人のわたしにはそれほど明快な区別ができません。必ずしも下の要素が図、上の要素が地にはなるとは言えないと思うし、むしろ、その逆に見えます。このちがいは、横書きの英語と縦書きの日本語のちがいが影響しているのかもしれません。

世界は決して客観的にありのままに見えているわけではく、虹の色が7色に見える民族もあれば、5色に見える民族もあります。文化的バックグラウンドの異なる人間は、同じ対象を見ても、異なった世界が見えているのかもしれないのです。
というお話でした。ご静聴ありがとうございました。