写真タイトル:「夕陽を見つめる猫」 
夕陽が沈むのを見るのはいやだ。帰る家がないから。また長い夜が来るから。 
NIKON F100 KODAK GOLD400


ハードディスクの古い画像を整理していて、「これは悪くないなあ」、と整理の手を止めるのはフィルムで撮った画像であることが多い。
しかし、フィルムのどこが良くて、デジタルのどこが気に入らないのか言葉での説明ができないのでいつも少々落ち着かない気分になる。

粒状感がデジタルにはない。
階調のつながりがデジタルはフィルムに比べて良くない。
白トビが不自然。
エッジが強すぎる。

言葉にするとこんな風になる。
粒状性があったほうが階調のつながりは良くなるし、白トビも階調の問題だから、結局は階調のありようの違いなのかと思うが、それが正しいかどうか自信がない。

光がべったりと回りすぎてる、
質感がプラスティックのよう、
細部まで写りすぎてかえって不自然、

などと感じることも少なくない。
これもまたつきつめれば階調のありように行き着くと思う。つまりは、フィルムの階調性の方がデジタルよりも被写体を自然に見せる、というのがもっかの個人的な結論になる。

不当にデジタル画像を曲解していると自分でも思うが、これが正直なところだ。ただ、デジタル臭さを感じさせないブログやHPのデジタル画像も散見するので一概に全てのデジタル画像がそうだとも思っていない。後処理でどうとでもなるような気もする。
デジタルの画質や解像感が悪いとは思っていないし、暗い場所での撮影の可能性を飛躍的に高めたデジタルの恩恵は十分に感じている。だが、現状ではまだフィルムを捨てることができないでいる。写りすぎない自然さがフィルムにはあるように思う。

デジタルの絵づくりで一番好みなのは、オリンパスのフォーサーズです。ただ、アスペクト比が4:3固定なのが残念なところです。小さくなっても3:2が欲しい。