2007.12.29 年内無休
今年の帰省は年明けに延ばしたので、それまで東京にいます。
すでに年内の更新を終えたブログをちらほら見かけますが、当ブログは正月も更新します。――といいながら、このところろくに更新していないのであてにならないかもしれませんが。



写真ブログを見ていると、みんな写真がうまくて、下手な人を探すのが難しいほどです。デジタルカメラとネットの存在がアマチュアカメラマンのテクニックとモチベーションを向上させているのは間違いなく、銀塩カメラ時代と比べて私たちは幸せな時代を生きていると思います。

それでも、正直言ってあまり感心しない写真も中にはあります。その場合でも、カメラマンは何が気に入ってこの写真を撮ったのだろう? と考えることにしています。カメラマンの心に小さなさざ波をたてる何かがあったからシャッターを押したに違いない、それは何だろうと想像するわけです。あくまで想像に過ぎませんが、撮影者のひそやかな動機に気づいたときなんかはうれしくなりますし、こうした見方は写真を深く感じる楽しみにもなります。

テーマとか目的とか、そんな大仰な話ではなくて、ちょっと光の具合がよかったとか、色やボケがきれいだったとか、季節感とか、説明や記録のためとか、何となく良い雰囲気だったとか――なんでもいいんです。
撮影者のそうした動機が比較的わかりやすい写真と、いろいろと想像を巡らしても結局何がカメラマンにシャッターを押させたのかわからない写真があります。
いずれにしても、こうした見方は、どんなに些細な動機であっても、カメラマンが何かに心を動かされてシャッターを押した写真であることを前提にしています。もし撮影者が何も感じないまま撮った写真だとしたら、こうした写真の見方は無意味になります。
写真がうまく撮れたかどうかよりも、他人が写真を気に入るかどうかよりも、自分の心の動きを大事にした写真こそアマチュアカメラマンにとって良い写真と言えるのではないでしょうか。プロカメラマンはそういうわけにはいきませんが、私たちアマチュアは、自分最優先のエゴイスト写真を撮るという贅沢が許されています。アマチュア写真に価値があるとしたら、上手・下手よりも、案外そうした極私的な関心や感受性の中に見いだせるのではないか、と思ったりします。

2008年からは私もそういった写真を撮りたいと思います。これまで漫然といいかげんな写真を撮ってきたことの告白になってしまいますが…。
ちなみに、上の写真はかっこいい外人男性ときれいな日本人おじょうさんのカップルが抱擁していたので、「ちくしょーっ」と感じて撮りました。
撮影動機がわかりやすい写真です^^