江原啓之氏と細木数子氏への批判が高まっているようだ。
江原氏は、BPOからその非科学的な言動が批判され、フジテレビは番組を見直すよう求められた。細木氏は、暴力団との関係や墓石販売などが指摘され、3月には番組を降板すると報じられている。
私はテレビをザッピングしている時に偶然見かけたぐらいで、両人のテレビ番組の内容をほとんど知らない。知らないなら何も言えないはずだが、今回はあえて言及することにする。

世の中には、いいかげんな奴や、嘘つきはどこにでもいる。『宇宙人の見分け方』などというトンデモ本が出版されたりもする(ちなみに、宇宙人は、「すべてわかっているよ」といった顔つきであなたを見るのでわかるそうだ)。
しかし、いいかげんとかインチキな人間がいるからといって、それだけで他人を説教するわけにもいかないから、こういう人たちは無視して近づかないのが一番だ。だから、私は江原氏にも細木氏にも興味がないし、批判する気にもならない。
誤解を招かないよう急いで付記するが、私は神秘主義をすべて拒絶するわけではない。しかし、テレビに登場する神秘主義者、高価な物を売りつける神秘主義者、浄財、寄付を強要する神秘主義者はすべて否定する。

亀田ファミリーの時のTBSがそうだったが、問題はテレビ局なのである。視聴率がとれると判断したら、どんなあやしげな連中でも利用するテレビ局の責任が最も重い。嫌ならテレビを見なければいいというのも半分は正しいが、テレビ番組の影響力は今も大きいし、リテラシーの十分な視聴者ばかりではないから、免許制のテレビ局に良識が求められるのは当然だろう。

しかし、興味のない江原氏をわざわざ取り上げた本当の理由は、近所の書店が江原氏の特集をしていて、貴重な平台の一部が彼の本で占拠されていたからだ。書店の平台まで侵食してきた以上、興味がないですますわけにはいかない。トンデモ本のせいで良書が駆逐されるのは困る。
江原氏も細木氏も、今回の批判報道で早々に退場してもらえるものと期待している