アメリカではヒラリーとオバマの素晴らしい「闘い」が進行している。ヒラリーとオバマは険悪になるまでの厳しい接戦を戦いながらも、互いをあっぱれな人物として認め合っている。確かに、どちらが勝ってもいいと思わせるほど二人とも素晴らしい政治家だと思う。
一方、日本のメディアは、報道番組までが佐藤ゆかりと野田聖子の「女の闘い」を大きく取り上げている。しかし、佐藤と野田の闘いは郵政選挙で小泉に利用された佐藤と、自民党公認を外された野田の因縁試合にすぎない。二人とも重要政策に影響を与えるような実力者ではない。佐藤にいたっては政治的実績は皆無といえるだろう。単なる下世話な話題にすぎない二人の関係を大々的に報じるメディアのワイドショー化(娯楽化)にほとほと愛想がつきる。
自民党としては、選挙前に話題になればなるほど二人の知名度が上がるのでしてやったりだろう。これは広告代理店的な販売促進策なのかもしれない。

公認を巡る話題では、小泉チルドレンの一人、杉浦大蔵議員の一言がおもしろかった。
「政治家は使い捨てされるのを恐れてはいかん。」
との小泉発言をうけて、
「僕は使われたことがない。」
これには笑った。
「公認は党の判断、出馬は私の判断」発言も悪くなかった。このところのタイドー議員は絶好調です。
小泉チルドレンは83名もいるらしいが、活躍しているのは、選挙区で勝利した片山さつき氏や、猪口邦子氏ぐらいで、他の小泉チルドレンの多くは郵政選挙で小泉に利用された後は「使われない」ままではないか。使い捨てにすらなっておらず、いわば「利用捨て」である。次の選挙で彼らがどうなろうと関心はないが、小泉人気にあやかって当選した議員が小泉人気の下降といっしょに心中するのはしかたないところだと思う。

このところの佐藤ゆかり氏は見ていて少々気の毒なくらいだ。おっと、そういう風に感じさせるのが彼らの狙いかもしれない。このままでは二人とも当選しそうだ。