2008.03.04 HDRのけれん
ハイダイナミックレンジ(HDR)合成は、フィルムの狭いダイナミックレンジを広げて、肉眼で見た印象に近づけるテクニックだが、実際のHDR写真のほとんどが本来の目的を通り越して、細密画のように仕上げるのがひとつのスタイルになってしまっている。
写真としての自然さをそこなわない範囲でダイナミックレンジを広げるテクニックがもっと磨かれるといいのだが、「フリッカー」に投稿されているHDR写真は(これはこれで魅力的だが)、もはや写真ではなくイラストレーションと呼ぶべきだろう。
こうしたHDR写真が一番似合うのは広告写真である。そのうそっぽい美しさとけれんが広告とよくマッチする。