BENH.jpg

チャールトン・ヘストン死去。享年84歳。
ヘストンといえば、なんと言っても「ベン・ハー」だが、記憶に残っている作品は、「十戒」(1956年)、「大いなる西部」(1958年)、「ベン・ハー」(1959年)、「猿の惑星」(1968年)、「ソイレント・グリーン」(1973年)などだ。こうして列挙してみると、1950年代に代表作が出そろっている。

歴史劇でブレイクしたので、SF映画の「猿の惑星」に出演したときは意外だった。「猿の惑星」は神戸の映画館で観たが、劇場の扉に「この映画は絶対途中から入らないでください。」と注意書きがあったのを記憶している。当時はまだ途中からでも自由に入ることができたのだ。確かにこの映画のラストシーンはショッキングだった。私がSF好きになった理由のひとつがこの映画である。
劇場の巨大なスクリーンに負けない大型俳優だった。

晩年は、全米ライフル協会の会長として銃規制撤廃を主張していたので、タカ派の印象が強かった。ヘストンの姿を最後に見たのは、「ボーリング・フォー・コロンバイン」のインタビューで、すでに老衰ぶりが痛々しかった。全米ライフル協会は政治圧力団体だが、彼は会長になったものの、あまり政治に興味がなかったのではないかと思われる。