今日から、75歳以上の老人は、いままで加入していた国保や健保を脱退させられ、「後期高齢者」という名の独立した保険に組み入れられた上、保険料は年金から天引きされる。私の両親は80歳を超しているので当然新医療制度の対象者になる。おまけに母は入院している。医療費負担は深刻だ。

福田首相は、後期高齢者医療制度という名称がよくないから長寿医療制度に変更しようとか、説明が足りなかったせいで理解されていない…、などととぼけたこと言っているが、名称や説明不足が問題なのではない。内容が問題なのである。

年金制度そのものがガタガタなままなのに、保険料の支払いを年金から天引きするとはなんというあつかましさだろう。その新しい制度もスタートからおそまつな不手際が噴出している。一方で、公務員は公務員専用の共済年金に加入しており、彼らの年金は安泰だというのだから腹が立つ。こんなことでよく暴動が起きないものだと思う。

この制度は2年前の小泉政権時に導入が決まった。痛みを伴う「小泉改革」のひとつなのだ。よくもこんな酷い制度改悪ができたものだと思う。それでも小泉氏はいまだに人気があり、その人気を頼みに政界再編成に手を突っ込み、政治家として存在感を示そうとしている。これほどひどい目にあっていながらなぜいまだに小泉人気なのか。本当に救われない国民だ。