2004-10-01 15-06-03FX7
江戸東京たてもの園 子宝湯
原油高騰をうけ、東京都内の銭湯の入浴料金が450円に値上げされる。現在430円なので20円の値上げ。かなり頑張ってると思うけど、毎日の汗を流す、本来の目的の風呂だと考えると安いとは言えない。レクレーション施設としてテーマパーク化して生き延びる道もあるように思うがどうだろう。

若い世代で銭湯を知らない人もいるんだろうなあ。
かく言う私も最後に銭湯に行ったのがいつだったか思い出せない。ずっと昔、内風呂の無い大泉のアパートに住んでいた頃、彼女と一緒に近所の銭湯に行った記憶があるが、もう30年も前のことだ。
“カラスの行水”だった私は、長風呂好きの彼女に銭湯の前でよく待たされた。かぐや姫の『神田川』の歌詞と同じで、時間を決めて出ようねって言ったのに、いつも私が待たされるのが常だった。

ところで、今気づいたのだが、「神田川」の歌詞は「貴男はもう忘れたのかしら」とあるので女性の視点で書かれている。だったらこの歌詞は、男の方が長風呂で、先に出た彼女を待たせたことになる。そんなことってあるだろうか? ちょっと信じがたい。
平成の今なら、“おしゃれ命”の男の子が長風呂する可能性もあるが、『神田川』は1970年代の昭和の歌だし、団塊の世代で女より風呂の長い男がいるだろうか? 洗い髪が芯まで冷えるまで彼女を銭湯の入り口で待たせるなんてとうてい考えられない。そんな男だったらすぐ別れた方がいい。
おっと、脱線してしまった。そんな話ではなかった。

もし銭湯が近場にあったら時々行ってみたい。
入浴料金はもっと高くてもいいので、出来ればレトロな雰囲気のある建物であって欲しい。マッサージもあるといいなあ。身体のほてりををさませる中庭もあるといいな。ビン入りの冷たい牛乳も欲しい。番台にはやさしそうなおばあちゃんに居て欲しい。

“カラスの行水”だった私も、今なら昔と違ってゆっくりと時間をかけて銭湯を楽しめると思う。
『神田川』のように、彼女の
「洗い髪が芯まで冷えて ちいさな石鹸がカタカタ鳴る」
まで待たせることができるかもしれない。
当節、そんな殊勝な女性がいるかどうかはまた別の話だが…

かぐや姫 − 神田川


銭湯を知らない人は、 私のホームページのギャラリーに「良い子のための銭湯の入り方」があるので参考にしてください。




Secret

TrackBackURL
→http://suigei.blog10.fc2.com/tb.php/704-bf2d8ca9