2008.08.15
自分の家が写っているGoogle「ストリートビュー」
夏休みの間に、グーグルの新しいサービス「ストリートビュー」が開始され話題になっていました。
8月5日にサービスが始まっているので、すでにご存じの方も多いと思いますが、百聞は一見にしかずということで、まず東京・銀座4丁目を「ストリートビュー」で確認してみることにします。
大きな地図で見る
アンビリーバボー! こいつはすごい!
11個のレンズをつけた球体カメラを車の上に取り付けて、道路を移動しながら10m間隔で撮影しているそうです※。見るからに怪しげなカメラなので、日本では覆いをかけて目立たなくしているようです。。カメラの撮影範囲は、上下(ティルト)が足下から見上げた真上まで、左右(パン)が360度まで。そこまでやるか、Google!
※現在のところ、札幌・小樽・函館・仙台・東京・埼玉・千葉・横浜・鎌倉・京都・大阪・神戸の12都市をカバー。

誰もがそうするように、私も自分の家をまず確認しました。私のマンションもはっきり写っていて、住んでいる4階の出窓のカーテンやインテリアまでわかります。1階や2階はもっとはっきりと写っておりベランダの洗濯物も識別できる。
カメラの高さが2m30cmだそうですから、住宅地の生活道路(路地)では塀の高さを超えて住宅の内部まで写ってしまいます。これではプライバシー問題が噴出するのも無理のないところだと思います。池田信夫氏は「風景は個人情報ではない」からプライバシーの侵害にあたらないと言ってますが、これを「風景」と呼んでいいものか疑問です。
プライバシーに関するグーグルの認識は、「法律的に検討した結果、公道から撮影したものであれば、基本的には公開して構わないと考えている」であり、街をスナップしているわたしとしてもこのあたりはよく考えてみる必要がありそうだ。
ユーチューブ 「ストリートビューの使い方」
話を下世話なレベルに落とすと、立派な家に住んでいる人とそうでない家に住んでいる人とでは受け止め方が異なるでしょうね。わたしはお義理にも立派とは言えないマンション住まいなのであまり気軽に見られたくありません。
思いつきの具体例で言うと、私は時々ヤフーオークションを利用していて、取引相手にこちらの住所を知らせるので相手は「ストリートビュー」ですぐさま私のマンションを見ることができます。別に見られても実害はありませんが、顔も知らない他人が自分の住んでいる家を見ているかと思うとあまり気持ちのいいものではありません。
公共空間と私的生活空間の文化的な境界がアメリカと日本では違う、という樋口理氏の指摘を、欧米文化圏の住人であるグーグルは真剣に傾聴すべきだと思います。でないと、グーグル・カーはそのうち石を投げられるようになるかも知れません。少なくとも日本では住宅地区の撮影は外した方がいいと思います。
本当は、プライバシーうんぬんよりも、
こうしたサービスは誰にとって便利なのか?
が最も気になるところです。例えば携帯電話の場合は、個人利用者も大いに恩恵を受けましたが、携帯電話の登場によって、企業によるサラリーマンの管理がどれだけきついものなったかを考えると、その利便性だけを手放しに喜べない側面があります。メールについても同じことが言えるのではないでしょうか。デジタル機器は諸刃の剣で、便利さと引き替えに監視(管理)の問題がついてまわります。「ストリートビュー」も、一番恩恵を受けるのは誰かと考えると、心配になってきます。ストーカーや空き巣泥棒などにはこのサービスはすごく便利でしょうから。
ちょっと気になったのは、こうしたサービスを公開したグーグルの目的は、「ストリートビュー」のアクセスログを分析して、広告(Adwords)のターゲット精度を高めるためだという指摘です。真偽のほどはわかりませんが、鋭いなあ、と感心しました。
関連サイト
Google の中の人への手紙 [日本のストリートビューが気持ち悪いと思うワケ
GoogleがStreet Viewを「無料」で公開する理由
※ストリートビューをめぐるプライバシー問題は、街スナッパーの立場からして興味深いものがある。このことは別途エントリーで考えてみたい。
8月5日にサービスが始まっているので、すでにご存じの方も多いと思いますが、百聞は一見にしかずということで、まず東京・銀座4丁目を「ストリートビュー」で確認してみることにします。
大きな地図で見る
アンビリーバボー! こいつはすごい!
11個のレンズをつけた球体カメラを車の上に取り付けて、道路を移動しながら10m間隔で撮影しているそうです※。見るからに怪しげなカメラなので、日本では覆いをかけて目立たなくしているようです。。カメラの撮影範囲は、上下(ティルト)が足下から見上げた真上まで、左右(パン)が360度まで。そこまでやるか、Google!
※現在のところ、札幌・小樽・函館・仙台・東京・埼玉・千葉・横浜・鎌倉・京都・大阪・神戸の12都市をカバー。

誰もがそうするように、私も自分の家をまず確認しました。私のマンションもはっきり写っていて、住んでいる4階の出窓のカーテンやインテリアまでわかります。1階や2階はもっとはっきりと写っておりベランダの洗濯物も識別できる。
カメラの高さが2m30cmだそうですから、住宅地の生活道路(路地)では塀の高さを超えて住宅の内部まで写ってしまいます。これではプライバシー問題が噴出するのも無理のないところだと思います。池田信夫氏は「風景は個人情報ではない」からプライバシーの侵害にあたらないと言ってますが、これを「風景」と呼んでいいものか疑問です。
プライバシーに関するグーグルの認識は、「法律的に検討した結果、公道から撮影したものであれば、基本的には公開して構わないと考えている」であり、街をスナップしているわたしとしてもこのあたりはよく考えてみる必要がありそうだ。
ユーチューブ 「ストリートビューの使い方」
話を下世話なレベルに落とすと、立派な家に住んでいる人とそうでない家に住んでいる人とでは受け止め方が異なるでしょうね。わたしはお義理にも立派とは言えないマンション住まいなのであまり気軽に見られたくありません。
思いつきの具体例で言うと、私は時々ヤフーオークションを利用していて、取引相手にこちらの住所を知らせるので相手は「ストリートビュー」ですぐさま私のマンションを見ることができます。別に見られても実害はありませんが、顔も知らない他人が自分の住んでいる家を見ているかと思うとあまり気持ちのいいものではありません。
公共空間と私的生活空間の文化的な境界がアメリカと日本では違う、という樋口理氏の指摘を、欧米文化圏の住人であるグーグルは真剣に傾聴すべきだと思います。でないと、グーグル・カーはそのうち石を投げられるようになるかも知れません。少なくとも日本では住宅地区の撮影は外した方がいいと思います。
本当は、プライバシーうんぬんよりも、
こうしたサービスは誰にとって便利なのか?
が最も気になるところです。例えば携帯電話の場合は、個人利用者も大いに恩恵を受けましたが、携帯電話の登場によって、企業によるサラリーマンの管理がどれだけきついものなったかを考えると、その利便性だけを手放しに喜べない側面があります。メールについても同じことが言えるのではないでしょうか。デジタル機器は諸刃の剣で、便利さと引き替えに監視(管理)の問題がついてまわります。「ストリートビュー」も、一番恩恵を受けるのは誰かと考えると、心配になってきます。ストーカーや空き巣泥棒などにはこのサービスはすごく便利でしょうから。
ちょっと気になったのは、こうしたサービスを公開したグーグルの目的は、「ストリートビュー」のアクセスログを分析して、広告(Adwords)のターゲット精度を高めるためだという指摘です。真偽のほどはわかりませんが、鋭いなあ、と感心しました。
関連サイト
Google の中の人への手紙 [日本のストリートビューが気持ち悪いと思うワケ
GoogleがStreet Viewを「無料」で公開する理由
※ストリートビューをめぐるプライバシー問題は、街スナッパーの立場からして興味深いものがある。このことは別途エントリーで考えてみたい。
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