大手メディアは有ること無いことをしつこく暴露して小沢の代表辞任に圧力をかけているが、ウェブでは今も小沢代表を擁護するブロガーが少なくない。しかしブロガーたちの大多数は(私もそうだが)細々と意見を発信するだけの人たちでしかない。
一方、小沢ネガティブキャンペーンや虚偽報道を連日流している大手新聞社の記者やテレビ局の社員、御用学者、検察は仕事でやっているのであり、いくらでたらめ報道、強引な逮捕であっても彼らの名誉や給料や生活の全てがそこにかかっている。汚職政治家だって政治家生命と既得権益がかかっている。
つまり、単なる意見を発信するだけのブロガーと、リアル社会の連中とは本気度、必死度がまるで違うということだ。ブロガーがPCの前で、国策捜査だ、情報操作だといくら訴えても勝負にならない。ブロガーが匿名か実名かの問題ではない。バーチャル世界の住人にとどまるか、リアル世界で行動するかの違いである。ブログで意見しか言えない人間が、リアル社会で給料や職場や既得権益に必死にしがみついている連中に勝つことはありえない。
では、バーチャル世界から出てどういう行動が可能だろうか。
最近の成功例は昨年末の「派遣村」だろう。政府は「派遣村」のアピールにうろたえた。昔ながらの単純なデモだけが弱者の抵抗手段ではないことを「派遣村」は私たちに教えてくれた。
今、民主主義の根幹を揺るがしている特捜検察と本来の使命を忘れたマスメディアに対してどんな行動が起こせるだろう。それを考えることが出発地点だ。少なくともメディアに対しては、NHK受信料支払いの拒否、新聞社には新聞購読を止めるという行動が可能だ。勇気もいらないし今すぐにでもできる。
こう言うからにはむろん私は実行に移している。